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「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」はなぜ人気?どんな内容?

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韓国ドラマ
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Netflixで2022年12月30日から韓国ドラマ「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」が配信されている。配信以来、日本Netflixでは「今際の国のアリス」シーズン2などの人気作を抑えて「今日のTV番組TOP10」の1位をずっと走っているとともに、世界全体の視聴時間を示す「グローバルトップ10」(1月2日~8日)のテレビ・非英語部門でも1位を獲得。観始めたら止まらず一気観したという声も続出している。なぜ「ザ・グローリー」がここまで人気になったのか、その内容について話す。

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「ザ・グローリー」とは?

「ザ・グローリー」は、高校時代に残酷ないじめに遭って身体と心に消えない傷を負った主人公が、大人になって自分をいじめていた同級生たちに復讐の牙をむくという物語だ。

復讐に人生を賭けたダークヒロインにふんするのがソン・ヘギョ。韓国で最高視聴率41.6%を記録した大ヒット作「太陽の末裔 Love Under The Sun」などに主演して“ラブロマンスの女王”と呼ばれてきたが、本作では笑顔を完全に封印。口角を下げた無表情で加害者たちを地獄へと突き落としていく。脚本は「太陽の末裔」でタッグを組んだキム・ウンスクが務めている。

「復讐」といえば「梨泰院クラス」や「夫婦の世界」をはじめ、多くの作品でテーマとして扱われる韓国ドラマのお家芸。本作はそれをさらに推し進め、「恋愛」や「成功」など他の要素を排した非常に純度が高く、エッジの効いた復讐劇を見せてくれる。

あらすじ

ムン・ドンウンは高校時代、同級生の男女5人組に激しいいじめを受けていた。暴言、嫌がらせ、殴る蹴るの暴力は日常茶飯事。

性的な辱め、ドンウンの部屋への不法侵入など、いじめは際限なくエスカレート。もっとも陰惨なのは、高熱のヘアアイロンをドンウンの素肌に押し当てるというものだった。富裕層に属する加害者たちは教師や警察、そしてドンウンの親にも手を回して、彼女の訴えを完全に封じ込めてしまう。四面楚歌のドンウンは黙って学校を去るしかなかった。

18年後、加害者の男女5人組は、お天気キャスターになって建設会社の社長と結婚したり、親のゴルフ場を引き継いだり、親の支援を受けて画家としてデビューしたり、客室乗務員になったりと、この世の春を謳歌していた。体中にヘアアイロンの傷痕をつけたまま、たったひとりで苦難の人生を歩んだドンウンは、偶然知り合ったDV被害者のおばさん(「トッケビ ~君がくれた愛しい日々~」や「椿の花咲く頃」などのヨム・ヘラン)を味方につけ、周到に準備を重ねた復讐を開始する。

「ザ・グローリー」には、いくつものメッセージが込められているように感じる。たとえば、男女5人組によるいじめには、何の理由もない。強いて言えば、ドンウンの家が貧しかったからというぐらいだ。いじめは理不尽で悪意に満ちたものであり、「いじめには被害者にも落ち度がある」という物言いを完全に否定している。また、いじめのリーダー格・ヨンジンと再会したドンウンの「悪人は生きてるのに、なぜ私が? 生きてるからまた会えた」という言葉からは、いじめから逃れるために死を選んだりしないという強い意思を感じさせる。

いじめを受けていたドンウンは、復讐のために血のにじむような努力を重ねて実行に移す。特別な財力も腕力もない彼女の武器は、知性と行動力、そして強靭な意志の力だ。黙って耐えていたり、泣き寝入りしたりするだけでは人生は何も変わらない。復讐が大きなエネルギーを彼女に与えていることがわかる。しかし、復讐はやはりネガティブなものだ。彼女は復讐に「栄光(=グローリー)」がないことを自覚している。復讐が成し遂げられた後、一体何が残るのか。これも今後「ザ・グローリー」が発するメッセージだろう。

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